中国
吉村昭と池波正太郎の対談(昭和51年)を読んでると、「シナめし屋」や「シナそば」という単語がサラリと出てきた。吉村昭が昭和2年生まれ、池波正太郎が大正14年生まれ、このあたりの人らにとっては当たり前に馴染んでた単語なんやろな。
Wikipedia によると、支那という名称は
中国または「中国の一部」をさして用いられる、王朝や政権の変遷を越えた、国号としても使用可能な、固有名詞の通時的な呼称。とのこと。日本国内で使われ始めたのは明治の頃らしい。
前にも書いたことがあるけど、中華人民共和国が、わが岡山県の中国銀行に対して「紛らわしいから行名を変えよ」と言うてきたことがあった。断った中銀には拍手を送りたい。なんぼなんでも横暴やわ。
ざっと調べるに、京の都を起点に畿内・近国・中国・遠国という呼び名になったのが数百年前のこと。お隣の中華人民共和国は、中華民国の時代を含めても百年ほど。日本の中国は遥かに古い。
随・唐・宋・元・明・清など、指導者が変わるごとに名前を変えてきた国やから、政変でも起きて国名が変わらんかぎり、混同と横槍は続くんかしらねえ……。
おらー四国で生まれた四国人であり、中国で暮らす中国人なのよ。

