小学生の頃から、水泳の授業の前には必ずお腹が痛くなってた。「精神的なもんやから大丈夫」って言われるのが一番つらかった。ほんなもんわかっとるわい、そう願ってるのは本人なんじゃ。やのにコントロールできんから焦って困ってるわけで。
泳ぎが嫌いってわけじゃないんよな。夏休みには毎日のように鏡川で泳いで炭みたいになってたし。プールという閉鎖された場所が面白くなくて嫌いやったんかもしれん。流れんし、大きな石を抱いて潜ることもできんし、枝のロープから飛び込むターザンごっこもできんし。
気持ちが体調にあらわれやすい性質は、死ぬるまで続くんやろなあ。それをワガママや怠け病などと見なされても、何の反論もできん。
